少し前に台湾に行った時、余ったお金を使うために空港でカップ麺を3つ買いました。
それがこの「花雕鶏麺」。買ってきてから知ったのですが、知る人ぞ知る有名な名物カップ麺だそうで。
台湾煙酒公売局が販売するラーメンで、2015年くらいからすごい人気になっているそうです。台湾で一番人気。
台湾で大ブーム! 「ウマすぎてやめられない」と話題のインスタントラーメンが本当に高級中華の味だった
台湾で現在、あるインスタントラーメンが大流行しています。台湾煙酒公売局が販売している「 花雕鶏麺 」シリーズがそれ。商品自体は2010年から存在していたのですが、SNSを中心にじわじわと口コミが広がり、なぜか2015年秋になって突然大ブームに。一時は品薄でなかなか買えないほどだったそうです。 …
今回は、僕がお昼の休憩時間にコツコツ食べた、この人気インスタント麺3種類をレポートします。
①花雕鶏麺
蓋を開けると小袋が多い。粉スープ、ペースト的なやつ、料理酒は香りが強い花彫酒(熟成させた紹興酒?)、レトルトパウチ。
パウチは中に大きな鶏肉がゴロゴロ入っていました。
作り方がわからないので、全部入れてお湯を入れて3分待ちます。
それにしても材料が多い。蓋の上に原材料が記してありますが、ぐるっと4周。4周?
そんなこんなで、完成です。香りがすごく良い!本格中華感です。
麺からいただきます。細麺よりちょっと太いくらい。
…うん。麺はなかなか微妙。これは日本のカップ麺が10倍くらい美味しいです。
スープはというと、ものすごい複雑み。現地の人気食堂の味でしょ、これ。
焦がした醤油や鶏のエキス、桂皮粉にほんのりスパイシーな辣椒醤、そして花彫酒の甘く渋い香り。
これはすごい。めちゃくちゃ美味しい。鶏肉もゴロゴロのってます。
クコの実なんかも入ってます。
麺は微妙だけど、このスープは本当にクセになりそうです。絶品すぎる。
②麻油鶏麺
2個目の公売局カップ麺シリーズは麻油鶏麺。麻油=ゴマ油です。
蓋をあけると小分けの袋4つがデフォルト。今回のお酒は花彫酒ではなく、純米の料理酒?
昨日食べてみて、全部入れるのは間違いなんじゃないかと思いましたが、読んでもわからないので、やっぱり全部入れちゃうっていう。
3分後、完成です。鶏肉と大きな生姜。写真は美味しそうに撮ることができました。暗いけど。
仕上げのお酒が違うからか、花雕鶏麺よりも香りが穏やかです。スープはゴマ系のあっさり味。スパイスの風味も遠くに感じますが、するっとスープ飲んじゃいます。
鶏肉。生姜。大きい。
この日は、慌てて完食したのと花雕鶏麺よりさっぱりしていたので、あまり書くことがありませんでした。でも、レベルは高いですよ、やっぱり。
③花雕酸菜牛肉麺
3個目にもなると、中国語がなんとなく読めるようになってくるし、適当に作って失敗することもありません。
今回のラーメンはこちら。花雕酸菜牛肉麺。おなじみの内容物です。お酒は花雕酒!
前の2食でスープは最高に美味しいけど、麺が貧弱で少し残念な思いをしたので、試しに日本のカップ麺の麺と交換して作ってみました(もう片方も美味しくいただきました)。
見た目にも麺の質が全然違います(左が日本の)。
正しい作り方も把握しました。
お湯を入れる前に入れるのは、粉調味料とペーストだけ。レトルトは蓋の上で温めて、料理酒は最後の仕上げにかけると抜群に良い香りが漂います。
さあさあ完成。麺良し、工程にも抜かりなし、これがまずいわけがない。
くぅー。熟成感のある酒の香り。
まずスープ行きましょう。おっと、これは相変わらずのレベルの高さ!
五香粉や八角が薬膳的なスパイシーさを持つ複雑な香りを生んでいます。そこへ、花雕酒が香りが良い甕熟成のエッセンスをプラス。
豆板醤が効いているので、深みがある中にピリッとした辛さがあります。
麺はどうでしょう。…ムムム、これは!
前より美味しいは美味しいですが、あまり変わらない気もします。
オフィスのお湯の温度の問題でしょうか。あれー。
レトルトパウチに入っていた牛肉。小さいですが、台湾で食べた、長時間煮込んだ牛のゴツくて肉々しい味がします。
高菜みたいな、中国の漬物・酸菜も美味しい。
食べ進めるにつれて、麺がだんだん柔らかくなってきました。そうか、オフィスでカップ麺をやるときは10分くらい待つといいんですね(スープがぬるくなる)。
どうでしょう。めちゃくちゃ美味しい台湾のカップ麺・花雕鶏麺シリーズ。中国のご飯が好きな人には喜ばれること間違いなしなので、お土産にぜひ。
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