深セン宝安空港で深夜到着後にできること【交通手段、ホテル、飲食店ほか】

「ハードウェアのシリコンバレー」と言われることもある中国の深セン。近年は「中国やべー!」の最前線として、IT界隈で話題になることが多い都市です。

視察や旅行で深センに行く場合、香港まで飛んで、陸路で越境というのがオーソドックスな方法だと思いますが、本数こそ少ないものの各地から直行便も出ています。中国系LCCの春秋航空が就航する路線もあり、渡航費を大幅に抑えることもできるんです。

こうしたLCCを利用すると、多くの場合で到着は夜遅く。何か知りたいことがあって空港スタッフに頼ろうにも、もう誰もいない時間帯です。

そこで今回は、先日同じく初の深センを体験した私が、深夜に深セン宝安空港到着した後、次に取るべき行動をまとめて紹介します。

春秋航空・9C6118便で深セン空港着

先日、5月の連休明けに初めて深センを訪問してきました。

あらかじめ深夜に到着することはわかっていたのですが、到着後にどう行動すればよいのか調べようと思っても日本語での情報が乏しかったので、私が調べたり実際に体験したりしたことをパッケージして紹介します。

利用したのは名古屋セントレア空港初の春秋航空・9C6118便。この便は“ラッキースプリング”という運賃タイプなら、通常期の平日であれば片道5000円、諸々込みで11000円程度という格安価格で購入できてしまいます。

春秋航空日本 公式サイト

余談になりますが、私が乗った連休明けの9C6118便は乗客が6人しかおらず、乗員を合わせても10人程度しか飛行機に乗っていない、という貴重な体験ができました。6人って!

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値段が安いのには理由もあって、名古屋と深センどちらの空港でも、離着陸は他の飛行機があまりいない時間帯になります。

そういう事情もあって、セントレアでは空港内の施設がほぼ閉店していたり、深センでも公共交通機関の運行時間外だったりと、端的に言えば何をするにも不便だと言えるかもしれません。

セントレアから5時間(現地時間で計算すると4時間)、午前2時に深セン宝安空港に到着しました。

午前2時の深セン空港内の様子は?

2013年に供用開始されたターミナルビルは、まだ新しさを感じさせます。天井やら壁やらのデザイン性が高く、非日常感があってワクワクしますね。シンプルで余白の多い日本の空港とはだいぶ印象が違います。

これ、到着フロアですからね。出発フロアに比べると到着フロアは簡素なデザインなのが一般的ですが、深セン空港は手加減なし。

2時前の到着ということで、出口へ向かう通路には同じ便に乗って到着した利用客しかいませんでした。もはや戦友。

やはりというべきか、この時間の到着はあまり多くないようですね。2時台に名古屋発を含めて5本、3時台に1本あるくらいでしょうか。

これだけ人が少ないと、初めて入国する人がやる指紋登録の機械もガラガラでした。初めて中国に行った時は上海でそこそこ並んだ記憶があります。

建物内の案内に沿って進みましょう。エスカレーターを降りた先は入国審査と税関です。

スムーズに手続きを終えて、3分くらいで荷物の受け取りベルトに着きました。中国の入国は時間がかかるイメージがありましたが、この時間帯はスピーディですね。

税関を抜けて制限区域外に出てきました。白色で六角形のモチーフを基調にしたデザインは、ターミナル内はどこも共通のようです。国際線の到着フロアはやはり人があまりいませんね。

深セン空港、ガラガラだなーと思いきや下のフロアがやけにざわざわしています。

普通は移動する人がいないので国際線フロアからの導線は用意されていませんが、遠回りして一つ下の階に降りてみると、国内線到着フロアは目を見張る人の数!

アジアの空港ってどこも似た光景が見られますよね。国内線フロアがものすごい人手で、深夜や早朝でも出迎え・見送りの人で賑やかでした。

wifiは使用可、出発フロアには電源アリ

具体的に深夜の時間の使い方の話に入る前に、簡単に空港内のwifiや電源について見ておきましょう。

まずwifiですが、流石に世界最先端のハイテクシティだけあって、バリバリ速度が出る電波が使えるようでした。

認証はWeChatで済ませてしまった気がしますが、アカウントがなくても別の方法でログインできたような気がします。SMSだったかな…。

wifiは使えるものの、ここはもう中国なので海外サービスのアクセス制限があります。「着いてからGoogleで調べよう」とか「行き先はTwitterにブックマークしてる」とかはできないので、参考にしたサイトは直でURLを踏めるようにしたり、地図ならGoogle以外のものを用意しておきましょう。

電源は出発フロアにはいくつか電源ポートがありました。上の写真のように、人が集まっているところにはだいたい電源があります。先客がいたら使えないケースもありそうなので注意しましょう。

ターミナル内や地面交通中心(GTC)の飲食店は確認できませんでしたが、店内にある電源は大抵使ってOKだったように思います。結局ここが一番のネックになりますが、店員さんにひと声かけておけばトラブルがないと思います。

基本的には緊急時以外はモバイルバッテリーなどで対処できた方が色々とスムーズなのかなと思います。一応、この段階ではまだ深センに到着したばかりですからね。

深夜の深セン空港到着後にすべきこと

さて、深セン空港に無事到着したものの、私が乗ってきた便だと時刻は午前2時すぎ。移動するにせよ、空港内にとどまるにせよ、どんな選択肢があるのか調べてみました。

最初に考慮すべきことは「到着日にホテルをとっているかどうか」。もしホテルをとっている場合は、タクシー(またはバスなど)を使って、すぐに移動してゆっくりと休むべきでしょう。

もしホテルを予約しておらず、早朝から元気に動き回ろうと考えている人は、

  • 市内にある深夜営業店で時間つぶし
  • 空港内の飲食店で朝まで過ごす
  • ターミナル内で仮眠・暇つぶし

といったこともできそうです。それぞれ順番に説明したいと思います。

①タクシーでホテルまで直接移動する

タクシー、バス、フェリーなどの乗り場は、すべて空港ターミナルビルに隣接する地面交通中心(GTC)という建物の中に集約されています。

案内表示も大きく、人の流れもそちらに向いているので迷わないかと思います。GTCに向かって進んでいきましょう。

連絡通路の入口や途中、タクシーの客引きが多くいますが、彼らに絡むトラブルが多く発生しているようなので無視しましょう。

深夜でもかなり多くの人がいます。地元の人は駐車場に止めてある自家用車で家に帰るんでしょうか。

こちらが地面交通中心(GTC)の建物。内部は天井が高く、かなり広いスペースです。

この写真は入口側から奥を撮影したものですが、タクシー乗り場は左側にあります。正面に見えるオブジェあたりを左に折れて行くと、乗り場へとつながる13番出口が見えてきます。

深センは、営業地域によってタクシーの色が異なるので注意しましょう。深セン中心部に向かう場合は、赤色の車両になるかと思います。

念のため、乗車時に目的地のメモを見せるなどして確認できると安心です。料金は高速料金込みで150〜200元くらいで収まるということです。

②バスでひとまず市街地に移動

目的地が福田や深セン駅の近くという場合、タクシーではなく空港バスで移動する方法もあります。

17番出口が330線機場巴士という深セン市内へのバスの乗り場。

深セン駅(羅湖)行き、龙岗城市候机楼行き、深セン北駅行きがあって、深セン息が最終便まで、それ意外は1時40分とか2時が最後になるようです。

今回は到着時点で2時を過ぎていたので、利用できるのは深セン駅行き。カウンターで20元を払ってチケットを購入しましょう。

17番出口を出ると身分証チェックのブースと、チケットのQRコードを読み取らせるゲートを抜けて列の後ろに並びます。一度この出口から出てしまうと、ここから建物には戻ってこられないようでした。

列にはすでに50人ほどが並んでいました。バスは30分おきに到着するということですが、目の前で定員になってしまった1本目と、実際に乗ることができた2本目は10分間隔くらいで到着しました。

車体に大きく330と書かれたバスです。荷物をトランクルームに預ける場合はセルフです。

車内は4列シートで、好きな場所に座って良いようです。シートが大きく、足元も広いのでリラックスできます。

バスは深航大厦、投資大厦、华联大厦に停車し、終点の深セン駅に到着します。高速を抜けて最初の停留所である深航大厦までは30〜40分くらいだったと思います。

乗車までに少し待ちますが、20元でのんびり大きなシートに座って市内中心部まで移動できるのは嬉しいですね。

③市内にある深夜営業店で時間潰し

到着日のホテルを予約していない人が、とりあえずバスで市内まで出た場合、1日の行動を始める早朝まで時間を潰せる場所はあるのでしょうか。夜中に市内を回って様子を見てみました。

まず、バスを投資大厦で降ります(と想定します)。ここは地下鉄の福田駅、购物公园駅に近い停留所となります。このエリアには、夜遅くまでオープンしているスポットがあります。

福田駅からはシェアサイクルで移動。車通りがなく、歩いている人もあまりいないので近くまでとはいえ少し不安ですからね。地元の若者はガンガン自転車で移動しています。

私はアプリを入れていたofoで移動(現在はサービス撤退)。一週間中国にいた感じだと、オレンジ色のMobike(摩拜単車)が使い勝手が良さそうでした。アプリは日本語対応。

福田駅から少し移動したところに、深センで一番高いビル「平安国際金融中心」が見えます。このビルの周辺はオフィスビルが集まる商業エリアになっていますが、ここには東アジア一と言われる規模のクラブ街もあります。

それがココパーク(COCO PARK/购物公园)という場所の奥まった辺り。クラブやチャラめの飲食店が多く並ぶ一角は、夜遅くまで大賑わいです。

音はちょっと大きいですが、軽くお酒を飲んだり、何か食べたりできるお店もあるのでパリピの人は楽しめるかもしれません。

バーやクラブが集まる場所から购物公园駅の方に進むと、24時間営業のスターバーックスがあります。夜中でも人がちらほらいて、1、2時間くらいのんびりするには良さそうでした。

電源はあって、wifiはなし。英語での注文は普通にできました。

日本語で調べられる深センの情報って豊富とは言えないんですけど、その中であらかじめ見つけて実際に行ってみたのが、海底撈火鍋という火鍋屋さんです。

海底撈火鍋は、会展中心駅から歩いてすぐのところにある卓越世紀中心という建物の4階にあります。Google Mapで調べるとプロットが甘い(またはそもそも間違ってる)検索結果もあるのでご注意を。

ネット上で24時間営業と書かれていたの見ましたが、お客さんが誰もいなくなったタイミングで閉店するようでした(いいタイミングで店内清掃も始まる)。

朝の5時すぎに入店しましたが、グループ客を中心に5組ほど先客がおり、結構賑わっていました。ボックス席は広めですが、少人数でも座らせてくれました。

鍋はスープの種類などを選び、好きな具を注文するスタイル。生野菜とチャーハンはデフォルトでついてきた(チャーハンはサービスかも)ようです。

朝食としてはボリュームが多めで、値段も一人2000〜3000円と普通の外食くらいしますが、朝から現地らしい雰囲気や食事楽しみたい人には良い時間の使い方かもしれません。

④空港内の飲食店で朝まで過ごす

深夜の到着便であれば、2〜3時間ほど待てばもう朝。夜のうちは空港の中で過ごして、早い時間からアクティブに行動するという選択肢もあります(到着翌日は眠いと思いますが)。

空港内には終夜営業と見られるお店もあり、のんびりとコーヒーでも飲みながらスマホで次の日からの予定を確認するのも良いかも。さすがはハイテクシティ深センの玄関口、wifi速度もかなり出ているので動画なんかもサクサク楽しめます。

空港ビルにはマクドナルドがありました。カードやスマホでの決済なら、左手にキオスク(セルフ注文端末)でオーダーできるので中国語がわからなくても安心です。

国内線の到着フロアだったかと思いますが、ケンタッキーもありました。こちらは来店客が大勢いて賑やかな感じです。

地面交通中心(GTC)にも、深夜までオープンしている飲食店があります。

マクドナルドと、中国の空港でやたらとよく目にする味千ラーメンが並んでいました。

深夜到着といえども、利用できる飲食店があるのは安心ですね。選択肢の一つとして検討してみください。

⑤ターミナル内で仮眠・暇つぶし

飲食店に長い時間いるのも疲れるし、足を伸ばせるところで少し休みたい、という人もいるかと思います。

空港内は深夜でも明るく、ベンチなどが多い出発フロアでは、若者からおばちゃんまで地元の人があちこちで仮眠したり、喋ったりしていました。

上から見た様子です。チェックインカウンターの近くなので休めるスペースが少ないですが、ベンチがあるところや充電ポートの周辺には人が多くいました。

あと、おおらかで中国らしいなと思ったのが、閉店した飲食店の座席で仮眠している人がたくさんいること。

出発フロアからエスカレーターで上がった階には、フードコートや飲食店があります。

入口を封鎖して、立ち入り禁止感を出しているお店もありましたが、基本的には電気が消えているだけのような感じ。ほとんどが中国の人だと思いますが、そうした閉店後の店で仮眠している人が結構いるんですよね。

後片付けしている店員さんも特に関心がない様子で、禁止されていなければ自分を押し通してしまう中国の人たちらしい行動だと思いました。ちょっと真似しずらいですが、こういう過ごし方もあるんだと関心してしまいました(もしトライする方は自己責任でお気をつけください)。

⑥空港直結のホテルに滞在(要予約)

費用を抑えるより、しっかり疲れをとって翌日以降を全力で楽しみたい、という場合もありますよね。

金額だけ考えると、深夜に到着して1泊するのはもったいないかもですが、その分、朝から万全のコンディションで予定をこなしていけそうです。

そんな時に利用したいのが、深セン空港直結のHyatt Place Shenzhen Airport(深圳机场凯悦嘉轩酒店)です。

公式サイト

私は利用したことがないのですが、部屋は比較的広々としていて、深セン中心部と比べても割と値段がリーズナブルなようです(2名1室で1万円くらい)。

さすがのハイアットブランドというべきか、ホテル内はとてもキレイなんだとか。到着して最初に滞在するホテルが物足りないと、幸先悪い感じになってしまいますが、ここなら安心できそうですね。

ただ、現地に着いてから急に滞在しようとしても難しいと思いますので、利用を決めた段階で予約しておきましょう。

おわりに

私の場合も深セン旅行、最高でした。

到着後、どんな風に過ごすにしても、大切なのは翌日以降です。どういった形で朝を迎えると次の日から現地を楽しめるかを考えてプラン決めしてみてください。

それでは良い旅を!

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