①震源地近く、厚真町のジンギスカンとむかわ町の寿司が本当に絶品だった
②【すすきの】酒屋さんで聞いた「ろばた大助」が良店!刺身がウマい…
狸小路にやってきました。
不勉強なので知らなかったのですが、飲食店=すすきのというわけでもなく、東西に伸びるこの通りの周辺にも良いお店がたくさんあるそう。
写真の場所はかなり明るくて、ショップやカラオケなど飲食店以外がぎっしりと並んでいます。
ただ、通常であれば外国人観光客がもっと多いそうといい、地震の影響かこれでも人がだいぶ減ってるんだとか。
気になっていたという日本酒バーは狸小路の七丁目をちょっとすすきの側に外れたところのビル6Fにありました。
飛び込みではまず見つけられない店ですね。ここは誰かに教わったわけではなく、「日本酒 札幌」で検索して見つけました。
いいなと思った決め手は色々ですが、ひとつには冷蔵庫の写真。パッと見ただけで流行やジャンルにとらわれず、良いと思ったものを集めていることが伝わってきたからです。これは実際に行った日の写真。
あとからブログを見てみると、ますますその印象は強まるばかり。ここはぜひ行ってみたいなと。
行ってみるとやはり素晴らしいお店。良いお酒がたくさん置いてあるというだけでなく、店の人もお客さんも日本酒を愛している、とても居心地の良い空間でした。
メニューには全国から集められた種類豊富な銘柄が記載されているほか「メニュー以外に載ってなものも多いので、気になったものや、好みの味わいがあれば言ってください」とのこと。
北海道の銘柄も揃っていて、置いてあるだけてなく蔵の特徴から造り手の表情まで、話してもらえるのがとても面白かったです。
謙虚に、しかし飲食店の仕事は頼まれたお酒を出すだけではない、というプロの気概を感じることができました。
札幌滞在中に何度か訪れましたが、一軒めだったりシメだったり、行く日ごとにタイミングが違いました。ただ、いつ言っても自分が飲みたいお酒がある幸せ。
ある程度飲んだ後で、ドシッとしたのが飲みたい時は菊鷹、ユニークなのが欲しければ舞美人などなど。
いやあウマい。
お通しはおつまみの盛り合わせと乾きもの。やわらぎ水がすっと出てくる心遣いもさすがです。
こっちのお店って日本酒はたくさんあるけどあまり温めないのかな?と思っていたら「いや、そんなことないですよ」と悦凱陣を勧めてもらいました。
まだ若く、凱陣らしい独特の風味はこれから出てくるって感じですが、暖めると広がりますね。お米の味わいがじわっとウマい。
こちら(左)もおいしかったです。
二世古の二世古酒造が醸すきもと純米の北力です。これはおいしい…。
温めるとコハク酸のまろやかな旨みが引き出されて、優しい味わい。冬の北海道で飲みたいですね。
燗酒は結構飲むんですけど、どちらというと風味が独特だったり、野性味のあるものを好んで飲んでたんですけど、やはりこういうタイプも良いですね。
それから燗酒の話になり、すごいお燗をつけるのが上手な店主のいるジンギスカン店も教えてもらいました。今回は行けなかったんですけど、次札幌に来たらその足で行きたいです。
人気の酒も、特別扱いしないお店だと手が出しやすいですね。
めちゃくちゃおいしかったです。
日本酒が素晴らしいだけでなく、色々なことを知り、学ぶことができた「もろはく」。
日本酒好きにとっては一生ものの出会いになるお店だと思いますよ。
◆もろはく
北海道札幌市中央区南三条西6-1 インフィニ桂和22ビル6F
011-232-0689
18:00~0:00
日曜休み