「ゆうべはお楽しみでしたね」が最高なので本田翼探しに京王堀之内行ってくる

ざっくり言うと

  • 本田翼が京王堀之内に来るという大事件
  • 「ゆうべはお楽しみでしたね」が面白い
  • ドラゴンクエストXがやりたくなった

ということで改めて、関東では1月8日に初回が放送された「ゆうべはお楽しみでしたね」がすごく面白かった。

ドラクエのプレイ画面やデザイン要素を生かした演出も、本田翼と岡山天音が演じる人物たちの人間模様も、ドラクエXそのものも、すごく面白い(面白そう)。

ゲーム好きとして有名で、ゲーム実況を配信するYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」も運営している本田翼にとっては、これ以上ないハマリ役。個人的には、正月の特番でくりぃむしちゅーとゲームしたりゲームの話したりするイメージが強い本田翼だが、これからしばらくは「ドラクエの人」のイメージが定着すること間違いなし。それかLINE MOBILEのダンスの人。

ドラマの中で、本田翼と岡山天音演じるメインキャラクターが作中でシェアハウスをしているのは、京王相模原線の京王堀之内という駅。ピューロランドの多摩センターとアウトレットモールの南大沢駅に挟まれた、八王子市のはずれにある地元の人間しか使わない駅だが、私はまさにその地元の人間。

U-NEXT「ゆうべはお楽しみでしたね」

実家に帰るときは、ドラマで2人が最初にリアルで会う待ち合わせした京王堀之内駅前の階段を通ってバス停もしくはタクシー乗り場に向かうし、その階段のところにスーパー三和では家の買い物をよくしたものだ。そんな京王堀之内に本田翼がやってくるとは…!

今でこそ仕事で芸能人に会うことも多く、そういう場所で本田翼に会っても驚かないが、八王子に現れたとなると話は別。いつしか気持ちは若かりし頃に戻ってしまうところだ。小学生高学年の頃だったか、京王堀之内駅から歩いて10分くらいの場所にある松屋で、何か忘れたがドラマの撮影があり、菊池桃子とトシちゃんがやってきたことがある。

多摩ニュータウン沿いの松屋に菊池桃子がやってきた!

八王子駅までバスで250円払って30分かけて行く田舎の小学生にしたら、ビートルズが羽田空港にやってきたレベルの大事件だ。放課後に校庭でサッカーをしていた我々は、しばらく足を止め1kmほど先にいる菊池桃子の存在を感じながら、当時やっていた缶コーヒーのCMの菊池桃子について話し合ったものだった。

本田翼が京王堀之内にいるというのは、八王子の(元)ティーンエイジャーにとっては、つまりはそういうことだ。「ゆうべはお楽しみでしたね」の話をしたいのに、まだ本田翼と京王堀之内の話しかしていない。

ゆうべはお楽しみでしたね 公式サイト

ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」は、人気オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」をモチーフにした同名の漫画・金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』の実写。

原作、ドラマ、両方のあらすじを見れば、どういう作品かのおさらいは完璧だ。まずは漫画の紹介ページから。

[ドラゴンクエストX]の世界をエンジョイしているパウダーは、オンラインの世界でチームメンバーと楽しく遊ぶ毎日を送っていた。 ある日、ひょんな事からチームメンバーのゴローさんとリアルでルームシェアする事に! ゴローさんはいつも頼れるガチプレイヤー。 パウダーが現実世界の待ち合わせ場所へ向かうと、そこで待っていたのは…!?
ゆうべはお楽しみでしたね | ガンガンONLINE | SQUARE ENIX

ドラマ版はこちら。

オンラインゲーム「ドラゴンクエストⅩ」で知り合った男女の物語。ゲーム内で女子キャラクターに扮して過ごしていたオタク男子が、仲良くなった男子キャラクター・ゴローをひょんなことからルームシェアに誘う。しかしゴローの正体は、イメージとは正反対なギャル系女子だった…!結局、2人は現実世界でシェアハウスを始めることとなり…!?という、ドラゴンクエストプレイヤー同士のまさに“パルプンテ”なシェアハウス生活を描くラブコメ作品だ。
MBSドラマイズム「ゆうべはお楽しみでしたね」 | MBS

要するに、ドラクエⅩで女子キャラクターに扮してプレイしていたオタク男子のパウダーが、気の合うプレイヤー・ゴローとルームシェアすることになったものの、ゴローの正体はなんとギャル系女子だった…というラブコメ作品なのだ。

ゆうべはお楽しみでしたね/ガンガンONLINE

初回放送時は原作を読んだこともなければ、どんな話かも知らなかったが、ドラマ版では、そうした予備知識がなくても作品に入れる仕掛け・演出が多く用意され、気がつけばどっぷりとドラマの世界にのめり込んでいた。

株式会社スクウェア・エニックスが出版する『ヤングガンガン』で連載されているドラゴンクエストⅩがテーマの作品というもあってか、ドラマではプレイ画面がバンバン出てくる。ドラクエのプレイ画面というのは、映像的には主観ショットの延長にあるものだが、それがドラマの画面そのものと一致することで、作中人物がゲーム中のテレビ画面を見ている以上の効果を生んでいるように思う。

ドラゴンクエストXのプレイ画面/公式サイト「ライブカメラ画像」

つまり、主人公の視線の先にあるゲーム画面を見ているというだけでなく、あたかも自分がリアルタイムに同じゲームに参加しているような錯覚を起こすことになり、こうした効果も作品に引き込まれてしまう理由の一つなのかなと。

ゲーム内の表示を使った遊び心あるギミックもすごく効果的だ。本や雑誌のレイアウトから広告のクリエイティブまで、世の中にドラクエのパロディデザインは多くあるけど、それをオフィシャルに利用できるというのは強い。

かくいう私も誌面デザインをする時に、ドラクエから着想を得たアイデアを利用したことが何度もある。やっていて楽しいし、ウマくはまると気持ち良いものだ。

ドラマは、京王堀之内が最寄りの一軒家でシェアハウスする2人を中心に展開。それが、ドラクエ世界でゴローに扮するおかもとみやこ(本田翼)と、パウダーという女性キャラを演じるさつきたくみ(岡山大音)だ。

ゆうべはお楽しみでしたね 公式サイト

たくみは昼間はアニメイトで働いていて、家にはマンガがたくさんあって、部屋にドラクエⅩのポスターを貼っている人物。一面だけを見て決めつけるのはよくないが、ドラマのあらすじによるとオタク男子らしい。

ちなみに部屋にあるマンガは、確認できたところでは『ヒメノア〜ル』『キャプテン翼』『カムイ外伝』『結界師』『BECK』『MONSTER』『20世紀少年』『HUNTER×HUNTER』など、意外にもライトなものが多かった。ゲームオタクで(原作によると、それでもエンジョイ勢らしい)アニメイトで働いていていても、割とメジャーなマンガを読んでいる。面白いなと思った。

そんなたくみは、女子に対してはオクテな様子。一つ屋根の下に同年代の女性がいることで身悶えしたり、パニックになったりする様子が良い。高校時代に教室でカードゲームで遊んでいるのを小馬鹿にされた経験から、ギャル系に女子にトラウマを持っているそうだ。

そして、そんな苦手なビジュアルを地で行くのが勘違いから同居するようになったドラクエガチ勢のみやこ。たくみからすると、「なんでこんな俺の学生時代のトラウマを的確についてくる外見しているんだ」という外見のようだ(原作のままのセリフが多いが、気が利いててマネしたくなるものがある)。

昼間は最寄りが渋谷のネイルサロンで働いてるみやこ。京王堀之内からだと、調布と明大前で少なくとも1〜2回乗り換えがあって通勤は大変だけど頑張れ。見た目はギャルで、思ったことをはっきり言うタイプだが(上の写真は「パウさん、キモい」と言っている)、たくみ的にもそれほど苦手意識はないようだ。

ゲーム内で1年以上も仲良くしており、人間的にはお互い良いヤツだと知っていることも大きいだろう。みやこは風邪をひくと雑炊を作ってくれるような一面があるけど、女子耐性がないオクテな男がこんなモコモコした部屋着を来た女の子に優しくされたら熱がもっと上がりそうな気もするけど。

ドラマを見た後に読んだ原作では、ドラクエを一緒にプレイするチームのメンバーがもっと多かった。人間ドラマの妙に引き込まれ、ドラクエⅩを知らず、プクリポが何かわからない私のような人間でも夢中になってしまったが、実際にゲームをしていればもっと面白いんだろう。

マンガそのものの面白さも見事だが、ページの端々に作者のドラクエ愛が溢れており、ドラクエⅥ以来ドラクエから遠ざかっているものぐさな私でも、ドラクエⅩやってみたいと思うほどだった。

ドラクエⅥで覚えているのは、レベル上げがとにかく面倒だということ。ある時友達から、フィールド上の海に出て、十字キーの右とXボタン(Yだったか?)をセロハンテープで止めて放っておくとレベルと職業の熟練度が自動的に上がっているというレベル上げハックを教えてもらった。果たして実際に試してみるとと、放っておいたまま夜寝たり学校に行ったりすると、確かにレベルが上がっていたのだった。

そうなると、今度はゲームの達成感も何もなく、簡単にボスが倒せて面白くなくなってしまい、改めて通常通りプレイするという何がしたいのかわからない中学生時代だった。そんな面倒くさがりの私でも、ドラクエⅩのように他のプレイヤーと交流したり一緒にプレイすることができれば、飽きずに楽しめたような気がする。

ドラゴンクエストXオンライン 公式サイト

初回のたった30分程度で、これだけのことを考えさせられたドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」。2話以降も楽しみだ。とりあえずドラクエⅩのスターターセットを買おうか考え中。

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