「ハクソー・リッジ」の後は浦添市のサイトも必見らしい

映画「ハクソー・リッジが」24日に公開され、好調な滑り出しを切っている。

街中のポスターなどを見ると、兵士役のアンドリュー・ガーフィールドが“臆病者”を演じているらしい同作。

公式サイトでは、内容について次のようなコピーがつけられていた。

第2次世界大戦の激戦地〈ハクソー・リッジ〉で武器を持たずに、たった1人で75人の命を救った男の実話から生まれた衝撃作

 

激戦地で武器を持たずに75人の命を救う。このデズモンド・ドスという兵士は戦争が終結した後、「良心的兵役拒否者としては、アメリカ史上初めての名誉勲章が授与された」とのこと。

写真はトルーマン大統領から勲章を授与されている同氏。

同作は興行成績もまずまずなようで、6月24~25日の週末観客動員数では、22年目の告白−私が殺人犯です−、美女と野獣、昼顔に次ぐ4位にランクイン。

 

こちらの記事によると、沖縄地区のシェアは2.7%を記録し、この数字は名古屋、京都よりも高い水準。

なぜ沖縄でといえば、ご存知の通りハクソー・リッジ(のこぎり崖)とは、沖縄県浦添市にある前田高地のこと。地元が部隊ということで関心が高かったもようだ。

 

予告編も見た。こんな戦闘が浦添市内で。

同じような点に違和感を持った人も多かったようで、つまり、なぜ宣伝や予告編では「沖縄」について全く言及されないのかと。

しかしこの映画、日本公開にあたって、タイトルでも予告編でも「沖縄」を示す言葉は一切ない。
映画「ハクソー・リッジ」は沖縄の地名。でも宣伝文句に「沖縄」の言葉はゼロ…なぜ?

Buzzfeedの記事ではこのように指摘し、配給会社や浦添市に取材を行なっている。

記事の中で、配給会社側は「遺族や被害者が傷つく側面もあるかもしれない」「タイミング的にも、変に煽るようなイメージにはしたくなかった」と説明。

 

ところで、この作品は浦添市とも協力している。

市のホームページでは特設ページを設け、映画で関心を持った人に向けて平和学習に取り組むとしている。

特に、映画を見た人、これから見る人必見なのが「『ハクソー・リッジ』〜作品の舞台をご案内します〜」というページ

当時の写真や地図、現在の写真と劇中シーンのカットなどを比較し、背景や戦況などを詳細に説明。劇中のシーンのひとつひとつがリアリティを持って感じられる。

浦添市ホームページのスクリーンショット

この戦闘では住民の多くも犠牲になった。

米軍は高地の絶壁を、のこぎりで切ったような断崖「ハクソー・リッジ」と呼び、「ありったけの地獄を一つにまとめた」と、米軍資料で表現されるほど日米両軍の激しい戦いが繰り広げられた。

多くの住民も戦闘に巻き込まれ、浦添村(当時)の人口9217人のうち44・6%が亡くなった。
映画「ハクソー・リッジ」の舞台、沖縄・前田高地戦跡に脚光 日米で学ぶ | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

浦添市のサイトを見た後だと、数字の重みがより大きくなる。映画を見た後は訪れておきたい。