ネットでも話題、石巻「いまむら」は噂通りにすごいお店だった

こちらの記事が、Yahooトピックスにも掲載され話題になっていました。

タイトルの「食通もうなる和食店」とは、2013年4月にオープンし『ミシュランガイド宮城2017特別版』にも掲載されている、石巻市の「四季彩食 いまむら」


四季彩食 いまむらHPのスクリーンショット)

記事は、いまむらの店主・今村正輝さんと、お店が誕生するまでの物語をつづった内容です。

写真の配置も、合間に挟まれる料理がお店での食事を体験するようで面白いですね。

今村さんは、震災後にボランティアとして初めて石巻を訪問。地元の人々との出会いや、現地での様々な体験を通じ、この地に店を構えることを決心したのだとか。

先日、取材で石巻に行った際にお店を訪れる機会があったのですが、本人も「まさかここで店を構えることになるとは思わなかった」と話していました。

いまむらの外観

料理はコースがメイン

これまでも、確実にお店に入るには予約が必要だった人気店。

今回の記事や、22日から開催の「Reborn-Art Festival」でさらに注目を集めそうです。

食事のメニューはこんな形で出てきます。面白い。

お店のウリは地元の旬の素材を使ったコース料理。

前菜からお造り、椀物、揚物、焼物、土鍋ご飯まで含まれた、文字通り盛りだくさんの内容。

移動で乾いた喉を潤すべく、一杯目に麦焼酎のソーダ割

麦焼酎のソーダ割

東京や九州でもいろいろと取材してますが、知らない銘柄もたくさん。石巻で焼酎の銘柄に驚かされるとは!まだまだ精進が足りません。

蔵訪問などで造り手と交流してから、お店で扱うようになることが多いそう。

まずは前菜から。地のものの味を引き出す丁寧な仕事ぶり

お造りに入る前に日本酒へ。

「魚でやるなら日高見だっちゃ! 」でお馴染み、石巻は平孝酒造の日高見を。

魚の味わいの秘密は「神経締め」

お造りが来ました。これは絶対美味しい!

ウニ、まぐろ、すずき、石鯛など。ピスタチオやトマトとピンクグレープフルーツのソースがお皿を彩ります。

魚の弾力や舌で感じられる旨み深さが段違い。

石巻は世界三大漁場のひとつ、三陸・金華山沖のすぐそばの港町。素材が良いのはもちろんですが、それだけではないそう。

地元で仕入れる魚は「神経締め」という方法で処理されています。

「神経締め」とは、魚を締めるときに先に神経を遮断することで、魚の身にうまみ成分を多く残す手法で、魚種によっては長期熟成での提供も可能となる。
食通もうなる石巻の和食店――元震災ボランティア店主の奮闘記 – Yahoo!ニュース

ということ。食べた時の味がやはり全然違うそうです。

日本酒はファンも納得のラインナップ

和食に合わせやすいのは、やはり日本酒。

いまむらでは、地元・宮城の銘柄を中心に多く揃えていました。

よし、寒梅酒造のMr. Summer Timeで次に備えよう。

椀物は新じゃがとタマネギなどを使った摺り流し

じゃがいもなど素材の味をものすごくダイレクトに感じる!

繊細で気遣いの行き届いた調理が、味を目いっぱい引き出すのだろうか。ひと口でじゃがいも5個分くらいの濃さを感じました。

こちらも市内に蔵がある、墨廼江の純米吟醸をいただきましょう。

いやあ、たまりません。

そして前半戦のハイライト。メヒカリの唐揚げとホヤクリームコロッケ

コロッケもメヒカリも絶品。これを食べにでも来たい。

そして、揚げてホクホクになったカボチャが甘すぎた

贅沢すぎるコースが続く

お酒は一度宮城を離れ、栃木・大田原にある渡邉酒造の旭興へ。

奥に写っているのが今村さん。カウンターの中で忙しく立ち働きながら、お客さんともスタッフともコミュニケーションをとっている。

焼き物は焼きアナゴ。身がふんわり

昆布や山椒と合わせて新海苔で巻いていただきました。

これはウマい。東京に帰ってからも3日くらい味がフラッシュバックしました。

お酒も相談すると「これは飲んだことがありますか?」「こんな味わいで~」と話を聞いていたら飲みたくなる。

つまり、飲んじゃいますよね。限定酒も少なくない。山和 polito。すごい。

店舗の再生から開店までをまとめたアルバムを見せてもらいました。

何かが心に触れた。来てよかったと思った。

こちらは阿部勘 葡萄酒酵母デ醸ス。文字通りワイン酵母を使った1本です。

お酒はもう少し飲んだはずですが、写真がないのと記憶もあいまいになっていますね。

料理は土鍋ご飯へ。2つ選べたのでホヤをお願いしました。

 

僕も震災の年に少しだけ南三陸町にボランティアに行っていたのですが、その時に食べたのが人生初ホヤ。穫れたてを「はい、食べていいよ」って。

東京では食べる機会がなかったのですが、美味しかった記憶だけがありまして。さっきクリームコロッケ食べたけど。

土鍋ご飯、ほやの少し苦いような味わいと風味が絶妙。美味しい。

猫が好きなので、萩の鶴の猫ラベルも飲んだと記憶しています。

土鍋ご飯は食べきれなかったので、持ち帰りに包んでもらいました。

次の日に食べても美味しかった。さらに、帰り際には近くのおすすめのお店を書き留めたメモもいただいてしまいました。

大満足のコースとお酒でした。ホスピタリティも素晴らしい。石巻を訪れたらマストで訪問です。

開催中のイベントも行きたい

現在、石巻では芸術・食・音楽の“総合祭”である「Reborn-Art Festival」というイベントを開催しています。

この間、東京メトロの駅にもポスターが貼ってあったの見た。

イベントのコンセプトは次のようなもの。

いまもっとも必要なことは、この「人の生きる術」を蘇らせ取り戻すことにあると考えた私たちは、自分たちのめざすものをReborn-Artと名付け、食や住や経済などの「生活の技」、アートや音楽やデザインの「美の技」、地域の伝統と生活の「叡智の技」などとして、さまざまな領域におけるReborn-Artを発見—再発見しようとしています。
コンセプト | Reborn-Art Festival

料理はアート、料理人はアーティストというメッセージを形にすべく、期間中は「Reborn-Art DINING」で今村さんら石巻の料理人や、全国から集まった一流のシェフが腕をふるいます。

「みちのくDINING」by 四季彩食いまむらは8月26日。休みとれるかな。

このインタビューもすごく面白かった。料理にもリズム感が大切だそうです。

ぜひ行きたいですね。

結論。ローカルが盛り上がってる。そして宮城、石巻はアツい!

今日はここまで。

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