台北といえばグルメ、そして朝食です。食事の値段が安い台湾では、朝ご飯も外食で済ませることが多いそうです。確かに営業時間を調べてみると街中なのに築地かよ!って時間にオープンしてるところがありますね。
朝食に選んだのは小籠包。やっぱり外せないですからね。ここぞとばかりにハシゴして食いまくってやろうと思っています。
ウマい小籠包の店は台北だけでも、それこそ数え切れないほどあると思いますが、今回はサッと行けてだいたい100元(360円)くらいで済むお店を3軒ハシゴしましょう。鼎泰豐の本店とかも行ってみたいですけどね。今回はちょっと違ったところで。ただ、やっぱり本店は良いみたいですよ。
①永和四海豆漿 万華店
まず朝イチで向かったのは、泊まっていた西門から歩いて10分くらいの永和四海豆漿。龍山寺のすぐ近くにあるようです。
7時前に出発したら、まだ活動している人がほとんど見当たらない。歩道はこんな感じで建物の1F部分を抜けています。
開店の準備をする店も。朝からパイクーハンとか結構がっちり食べるんですね。にぎやかな道路もこの時間だけは静か。空気もまだ濁ってないw
車がいない。スクーターのスタートダッシュ対決も始まってないです。
店の近くまで来ると観光客や若者が多い西門の辺りとは、少し雰囲気が違います。道路にシートを敷いて何かを売っている人が結構いました。龍山寺のあたりは近寄らないほうが良いって言われたりしますからね。
そして店に到着。台北にも何軒か店を持つ永和四海豆漿の万華店です。
壁に張られているメニュー。小籠湯包が70元だと!小籠包だと肉まんが出てくることがあるので、小籠湯包を頼めば間違いないそうです。
道路に面した店舗。焼餅とか作り置きの料理がずらりと並べられています。小籠包は注文するとせいろで温めなおしてくれる感じ。
そして別のお皿に盛り付けて出してくれるスタイル。紙皿にビニール袋をかぶせてあるんですが、なんでなんでしょう。紙皿にスープや醤油がしみちゃうのかな。
小籠包は小ぶりだけどぎっしりと具が詰まってそう。美味しそう!
いただきます。アツアツの小籠包をれんげにのせて。この宝石のような輝き!ジュエル小籠包!
皮が薄くて、あんがぎっしり。スープは少なめですが、海鮮ダシと肉の味がしっかりしていてウマい。細切りのしょうがが中に入っていました。
調味料コーナーです。醤油をかけて、王道のショウガ醤油を作りましょう。トロっとした醤油。いただきま~す。
これは絶品!醤油も熟成されたみたいな濃厚さがあって、日本でいう再仕込み醤油のような深いコクがあります。みんな使うから、品質が悪くなってるだけってことはなさそうですw トロッとして美味しい。
65元とお手頃の値段で味も◎。大満足の1軒目です。
イスに日本語が書かれていました。「オルガン側」とは。日本語が書かれたオルガン用のイスが流れ流れて台湾のご飯やで物置にされている。ドラマがありますね。
◆永和四海豆漿 万華店
②鼎元豆漿
次に向かうのは中正紀念堂駅の近くにある鼎元豆漿。
魯肉飯の地元の人気店・金峰魯肉飯とは反対側の出口へ出ます。街並み。
金華街をしばらく歩くと、お客さんひっきりなしに出入りしている店が見えてきます。お目当ての鼎元豆漿です。店の外の壁にもメニューみたいなのが書いてある。
朝4時からオープンする地元民の台所的な一軒。ガイドブックにも載っているようで、日本の旅行客もちらほら見えます。店内のタイルの色がかわいい。
豆漿や蛋餅も人気のようですが、今日は小籠包さんぽなので小籠包一択。100元です。
注文は中国語で伝えるか、注文用紙に記入して渡します。
番号をもらい、しばらく待ちます。待っている間もお客さんがどんどん入ってきます。
……結構待ちます。
少し不安になるくらいで、店員さんがせいろを運んできました。待ち時間の目安は「まだかな、ここのだけ忘れてないかな」と不安になるくらいです。
これが鼎元豆漿の小籠包!なんと美しい配置でしょうか。
宇宙の真理を表現する曼荼羅のよう。
レンゲにのせてパクッと。スープが口の中にあふれ出します。
皮のトップは厚めなので、無造作に箸でヒョイとつかんでも大丈夫。
美味しい!少しとろみがあるスープがたっぷり。海鮮系のダシと旨み。香りがよく甘い豚肉のあんとよく絡まるよ。
僕は理解しました。マンガ『中華一番』で登場キャラが見せたあの惚けた表情。昔は「そんなバカ」なと思っていたけど、確かにああしないと説明できない味が中国の食卓にはあるのだと。
◆鼎元豆漿
③上台北小館
最後にやってきたのは、MRT善導寺駅と忠孝新生駅の間くらいにある上台北小館。
ローカルな店舗でオススメと聞いたもので。
いい雰囲気ですね。11時前に到着すると、何組かのお客さんがいました。
扉に貼られているのは人気ブログ「食べ台湾」をプリントしたもの。情報量が多くて良いですよね食べ台湾。今回も何度かお世話になりました。
[blogcard url=”http://www.tabetaiwan.com/”]
メニューはこんな感じ。小籠湯包は120元。100元と聞いていたので、少し値上げしたのでしょうか。
炒青菜もオーダーしました。シャキシャキの空心菜に甘いタレがかかっています。
食感、フレッシュさが良い!甘酸っぱいタレは好みが分かれそうかな。
店内はこんな感じ。ノドもかわいたので可口可楽を飲みました。飲み物は冷蔵庫から自由に持っていくスタイルです。
10分ほどで、待ちに待った小籠包がやってきました!
ひとつひとつ形が違いますが、存在感たっぷり。ローカルに人気の味をいただきましょう。
海鮮というより、肉感がたっぷり、ジューシーなスープです。あんも豚肉がしっかり主張して美味しいですね。
こちらのお店には爪楊枝がありました。台湾の食事って歯に挟まりやすいんですが、地元の人ははさまらナビリティが高いのか、あまり置いてないんですよね。地味にうれしい。
朝から3軒回りましたが、お店の個性が出ていてどれも美味しかったですね。
台北行ったら小籠包!
◆上台北小館