これは大傑作…!モダン仙禽 無垢2018が腰抜かすほどの完成度だ

この間、ずっと飲みたかったお酒を買いに中野の味ノマチダヤさんに行ってきました。

お目当てだった銘柄とは別に、家でじっくり飲む用の酒としてモダン仙禽も購入。

早速、前の休みの日に飲んでみました。

…すると、これは!スーパーうまい!

仙禽は毎年いろんな銘柄を飲んでると思いますが、これまで飲んだなかでもずば抜けて完成度が高い気がします。

香りは軽やかで、透明感がありながらくっきりとしたお米、もろみの極上の風味が口の中に広がります。舌触りは、絹のようにつるっとしながら心地よいボリュームとボディ。

これは、控え目に言ってとんでもないお酒なんじゃないですか。

栃木県さくら市にある「せんきん」は、文化三年(1806年)創業の伝統ある蔵。僕も一度蔵に取材に行かせてもらったことがあります。

ただ歴史があるだけではなく、蔵を引っ張る専務・常務の薄井兄弟が、どんどん新しいチャレンジをしていて今や若手を代表する日本酒蔵になってますね。

テロワール、ドメーヌといった概念を日本酒造りに読み替えることで、土地とのつながりを大事にしつつ、お酒造りの考え方をより現代的にアップデートしているように思えます。

せんきんと言えば(会社名がかな、酒の名前は漢字)、「ジューシー」とも言われる酸が特徴。

今でこそ酸味があって、甘みもあるお酒は珍しくありませんが、せんきんがこうした酒質のお酒を目指し始めた当時のスタンダードからすると、特異な味わいでチャレンジしている蔵はほとんどなかったと聞いたことがあります。

ただ、その後時代も変わり、酸があるジューシーなお酒は一般的に。

「洋食を食べることが多く味付けの濃い料理に合うお酒こそが必要だ!」という蔵元の先見の明が正しかったわけですが、そこに蔵の個性や造りの技術ががっちり組み合って、真似のできないお酒ができたんです。

このモダン仙禽 無垢は、ほどよくふくよかで米の旨みがしっかり感じられる一方で、ジューシーな酸がとても印象的。

さらに料理を選ばない、食中酒としての万能性もすごいと思います。

和食のダシやしょう油などの調味料には、木樽由来の香りとお酒のまろやかな甘みがよく合い、洋食でオリーブオイルなんかと合わせると、よりお酒の酸が際立ち軽快な飲みごたえで口の中が爽快。

時間が経つことによる変化もとても面白くて、二日目以降はメロンのようなリッチな香りが強まって、味わいはよりまろやかに、なおかつ隠されていた米の旨み、ある種の鋭さが見えるようになりまりました。

これは傑作ですね。冬以降の新酒もとても楽しみです。まずは、またモダン仙禽を買いに行かないと!

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