【自転車一周】伊豆大島でキレイな海を探して全力でペダルこいできた

ちょっと前に伊豆大島に行く機会があって、到着から半日ほど時間が空くタイミングがありました。

何かをして時間外を潰そうにも、何をしていいのか。ぶらぶらする繁華街はないだろうし、ふらっと立ち寄る映画館なんて望むべくもありません。

どうしようかなーと考えてるうちに島に到着。この日、船が着いたのは岡田港でした。伊豆諸島は天候や海の状況によって、到着する港が変わるのがほとんどです。

まあ、せっかく自然豊かな島にきたんだから、ここでしかできないことをしようかな、と思い立ち、そうこうしているうちに町営バスで元町港に到着です。

東海汽船の大型船で大島に到着したのが5時すぎ。予定がある午後2時まで、まるまる8時間くらいはありますが、ダイビングとか激しいアクティビティは難しそう。どうしたものか。

そうだ伊豆大島を一周しよう

思いついたのは、レンタサイクルで島を一周するのはどうかなと。なかなかいい考えじゃないでしょうか。そうだ、自転車で走りながら、いい感じの海を見つけたら入ってみるのもいいですね。

伊豆大島は、島を一周する「大島一周道路(東京都道208号大島循環線)」を通ると距離約46.6km。地図でいうと9時の位置にある元町を出発して時計回りにぐるっと回る感じです。

サイトとかを調べると「自転車の場合は約4時間」と書かれていて、それならまあいけるかなと。

時速11kmちょっとで4時間なので、途中途中で海に寄ったり休憩したりしても、さすがに8時間はかからないかな、っていうのがスタート前の目論見でした。それほどきつくなさそう。

でも、結果的にはこれが大間違い!時間ぎりぎりまでペダルを踏み続ける過酷なロードになったのでした…。それはまた後ほど。

レンタサイクルでやっておくこと

まずはレンタサイクルするところから。バス停を下りた元町港から歩いて2分くらいのところにある、レンタサイクルらんぶるに寄りました。

お店は5時半くらいからオープンしているらんぶる。飛び込みでも自転車のレンタルはできますが、予約しておくと安心かもです。

「いらない荷物があったら置いていっていいよ」と荷物も預かってくれるようでした。大島一周道路はかなりアップダウンがあるので、不必要なものは置いていくことをオススメします。マジで。

野菜も売ってました。

時計回りに進んでいくと、都立大島公園の先には10kmほど何もないそうなので、隣の商店で食料と水を購入します。

営業時間「開けたくなってから、閉めたくなるまで」と。世の中の仕事がすべてそうあることを願わん。

おにぎりや揚げ物、ゆで玉子が売ってます。朝ごはんと昼ごはんまでのつなぎを買いました。

意外にも海の中がキレイな野田浜

大島警察署の脇を抜けて大島一周道路に出たらスタートです。

大島空港の近くに野田浜という場所があるそうなので、まずはそこを目指しましょう。

途中、9時開店の大島ストアの横を通って。

元町エリアから空港までは4kmほど。ゆるやかな上りがありますが、さほど苦にならず。

空港の横の道は開放感があって気持ちいい!

この区間のハイライトです。まだ思いマウンテンバイクに慣れてなくて、上りでふらふらしてます。

トンネルを抜けてからサンセットパームラインに出るあたりがスピード感ありました。

野田浜海水浴場に到着です。トイレとシャワー(水)がある整備された海水浴場ですが、誰もいない(7月の平日)!

岩と貝殻のゾーンと黒い砂浜のゾーンがありました。上から見ると、あんまりキレイには見えませんが…。

水のなかに入ってみましょうか。と、水際にゾウリムシがめちゃくちゃいました!あまりの光景に写真は自粛。

この日、沖縄の南海上に台風が発生したため、海(特に西側)は少し荒れ模様。それでも、海の中は透明度が高く、魚を追いかけることもできました。

こんな感じです。

結構キレイですね!水中映像はGoPro5で撮影。

海の中は石も多いのでマリンシューズがあると良さそうです。

秋の浜はシュノーケリングにも最高

海から上がったら、お店で買ったおにぎりと玉子でひと息。結構寒いです。

次に目指すのは、船が到着した岡田港の近くにある秋の浜です。

まず集落を抜けて大島一周道路に戻り、そこから一気に海際まで下るコースです。一周道路まではゆるやかな上りが続きます。子供たちの登校時間で、あいさつをしたりされたり。

この区間は途中から長い下り坂。トンネルあり、橋あり。

天気も良いですね。秋の浜方面に下りる交差点です。

きつい上りもなく、走ってて気分が良いですね。

秋の浜に着きました。海が青い!海に入る前からキレイさが伝わってきます。

インスタでフィルターかけたら、緑と黄色が強調されてこんな色になりました。

でも、確かに実際目に見えるのはこんな色です。

秋の浜は、コンクリで整備された奥はゴツゴツの岩場。ダイビング・シュノーケリングのスポットとしても知られていて、大島でも一、二を争う人気スポットなんだとか。

鉄パイプのハシゴが海に伸びていました。

めっちゃ滑るので注意です。

海の中はちょっと濁ってましたが、それでも濃いめのエメラルドブルー。魚も多く、場所によっては深さ5mくらいのとこもありました。

海藻や岩についた生き物で赤系のカラフルさ。ウニがたくさんいました(禁漁区)。

島の東側は山岳コース

次に目指すポイントは、島の東側を一気に南下した筆島のあたり。

距離にして18kmくらいですが、アップダウンがあってめっちゃキツい区間でした。

三原山の昇り口があるので、上り基調です。マウンテンバイク自体がかなり重く、背負ってる荷物も重量があるのでかなりつらい!

途中、天然記念物に指定されている「大島海浜植物群落」がありました。

上り、上り、ひたすら上り。木に覆われていて日陰のところも多いですが、気温も上がってきたみたいです。

ここから先は商店も自販機もないという都立公園まで来ました。キャンプ場10km先っていうスケールが、このあとがどれだけ何もないエリアかを示してますね。

このあたり、道端でただごとじゃない数のカナブンが息絶えてました。暑さでやられたのかな…。

途中から上りは歩いたり、しんどくなったら道路に倒れこんだりして、少しずつ進みます。

この区間、時速10kmもキープできてなさそう。休んでると時々車が通過していきます。なんでレンタカーにしなかったんだろう、と毒づきたくなりますよ。

三原山入口に向かう分岐が見えました!三原山にチャリで行くとか考えられないな(少なくとも今乗ってるマウンテンバイクでは)。1級山岳です。ジロ・デ・オオシマ。

一度上ってみたいですけどね。

日本で唯一の砂漠、「裏砂漠」の入口です。行きたかったけど、体力の限界で断念。足がパンパンで歩けません。

ちなみに鳥取にあるのは砂丘。砂丘は風で運ばれた砂が積もって作られた丘状の地形で、それに対して砂漠は岩石や砂礫によってできる広大な荒地のことを指します。だから「日本で唯一」なんですね。

裏砂漠あたりから、少しずつ下りがでてきます。筆島に下りる手前、圧倒的なスピード感です。

調子に乗ってクリス・フルームの真似してガンガン下ってたらカーブ曲がりきれず茂みに突っ込みました。ご注意を。

筆島に到着です。

ここは沖に筆のような岩があることから筆島と呼ばれており、地図によると海水浴場もあるとのこと。

浜の方に下りると、海藻を獲る地元の漁師の方がいて、少しお話をしました。海藻は、誰もが知ってる老舗和菓子店のようかんに使われるそうです。

その人によると、一応、海水浴場もあるけどあまりキレイではない、波が荒いけど海藻のある岩場の沖は海かキレイで魚も多いとのこと。

ちょっと入ってみました。

水は透明度が高くてすごくキレイ。ただ波が強くて、沖に出ても岩との衝突から身を守るので精一杯でした。擦り傷が結構できたな。

ちょっとこの日のコンディションだと海についての判断は難しいですね。

帰り際にもう一度会った伯父さんから「今日はこのあたりはだめだね。トウシキに行っておいで。大島で一番キレイだよ」と教えてもらい、移動することにしました。

大島来たらトウシキで泳がなきゃ

筆島からトウシキ遊泳場までは距離にして4kmくらい。

海沿いの道は、島らしいのどかさで心地よいです。

時間はお昼前くらい。三原山のあたりの上りコースで大分時間を使っちゃったんですね。

持ってた水分も底をつき、お腹も空きました。しばらく走ってると、待望のお店がありました。みはらし休息所!

助かったー。久々に文明の恩恵に与りました。ありがてえ、電気マジありがてえ。

飲み物やおみやげを販売しているほか、食堂スペースもありました。

飲み物とアイスを購入。ウマーい!最高気温35度の中、6時間自転車に乗り、民家ひとつないエリアを抜けて久々の冷たい飲食物。

完璧においしくなる条件が揃ってます。ああ、生き返る。ありがとう、みはらし休息所。

お店の前は、波浮港展望台。入江になった眼下の湾の様子は、伊豆大島のパンフレットとかでも結構使われてますね。

ひと息ついたところで、再び出発。トウシキの手前に食事も売ってる商店があるらしいので、食べ物も買いたいです。

平坦な道とゆるやかな上りの丘をふたつ抜けて沖山商店に着きました。

昼時なので弁当を買いに来る地元の人も目立ちます。おにぎり、惣菜、天ぷらなど。

お店の中が涼しい~。おにぎりと天ぷらを買いました。

商店から自転車で5分くらい移動して、トウシキキャンプ場に到着。早速いただきました。

このかき揚げ天ぷらがおいしかったです。ニンジンなど定番の野菜だけじゃなく、少しクセのある野菜(明日葉かな?)がいい感じです。

キャンプ場から海水浴場までは少し離れてます。ここが入口。

トウシキは玄武岩の溶岩に囲まれてできた天然のプール。海岸に下りてくと岩場になり、その中にぽっかりと50mくらいの海水浴場が開けてます。

水に入ってみると、やはり地元の人が猛プッシュするだけあり、素晴らしい!

(台風の影響で少しモヤってるとはいえ)水は深い青色で、カラフルな魚が泳ぎ周る、これぞ島の美しい海、という感じの場所です。

大島行ったら一度は泳いでみたい海ですね。

スタート地点に帰るまでが大島一周です

トウシキから元町までは残り13km。距離だけ聞くともう楽勝ムードですが、もう身体中がバキバキですからね。平坦な道でもペダルをこぐ足が前に出ない。

火山島である大島の歴史を伝える自然のモニュメント、地層切断面も楽しむ余裕がありません。でもカメラは出した。

高低差がある上りの途中の展望台からの眺め。もう動けない。自分がちっぽけに感じます。

ここからが長い。最後の10km。結構上りが続いて、もうチャリを押すことしかできません。地元の人からしたら珍しくない光景なんでしょうが、時々「もうちょっとで下りだよ!」「とか暑いから水飲めよ!」とか言ってくれる人がいました。

泣ける。もうあとは1時間くらい死ぬ気でこいだり、自転車押したり。2時までに戻れないだろう、と思いながらも必死に戻りました。

元町に戻ってレンタサイクルらんぶるに着いたのが1時51分。ギリギリw 自転車を返して大島一周の旅は終了です。疲れた。

岡田港の近くにある日の出浜

ジェット船で帰る人は、島内放送とかでその日の船がどこの港に着くか知ると思います。岡田港の場合は、港の近くに日の出浜というビーチがあるのでノンビリするのにオススメですよ。

これまでの海を見てきた我々にとっては、さして面白みのない海かもしれない…。しかし、それでもとてもキレイな海です。

ビールでも飲んでジェット船を待つ幸せ。

時間が余ったときにどうぞ。

まとめ

今回は荷物が多く、準備も全然できてなかったのでヘロヘロになってしまいましたが、余裕をもって回れば最高に楽しい大島一周サイクリング。

キレイな海も多いので、ぜひ行ってみてください~。

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